ソード・ワールド2.5「公開シナリオで遊ぶ際の設定集」

■この設定集について

『ソード・ワールド2.5』(以下、『SW2.5』)のシナリオ作成の際に想定している設定を書きだします。トカゲッコーが公開するシナリオ等では基本この設定(と世界観)を用いるので、そこから派生してキャンペーンにする際などに役立つかもしれません。
尚当然、各GM・卓で都合の良い設定を作ってもらって構いません。

●作成者:トカゲッコー
公開した内容に何か質問や不明な点がありましたら気軽に御連絡ください。
コメントで構いませんが、TwitterのリプライやDMでしていただけると、早めに反応できるかと思います。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 – 非営利 – 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の、二次創作です。
(C)GroupSNE

■冒険者ギルド

冒険者ギルド《黄金の神と恋のGAMEL AND THE ARCHER射手亭》

所在:”導きの港”ハーヴェス王国

入り口の緑の扉が特徴の〈”導きの港”ハーヴェス王国〉を拠点とする冒険者ギルド。ホームのハーヴェスを中心に幅広い種類の依頼を取り扱っている。
元は酒場であった建物を改築し冒険者ギルドとして用いており、通常の冒険者ギルドより飲食のための設備が充実している。また景観美化のため店先には季節の花々が飾られており、贈り物として購入することもできる。
〈”迷宮王国”グランゼール〉を拠点とする冒険者ギルド《手入れのよいランプ亭》とは大陸規模の商会《ラスト・フォリオ》を運営母体とする姉妹ギルドの仲である。
『その冒険に緑の扉が開かれんことを』が合言葉。

冒険者ギルド《手入れのよいTHE TRIMMED LAMPランプ亭》

所在:”迷宮王国”グランゼール内新市街区

入り口の緑の扉が特徴の〈”迷宮王国”グランゼール〉の新市街区内希望街を拠点とする冒険者ギルド。ホームのグランゼ―ルを中心に幅広い種類の依頼を取り扱っている。
元は鍵屋であった建物を改築し冒険者ギルドとして用いており、元の家主(鍵屋)が不要な鍵(合致する鍵穴のない鍵。ギルドが引き継ぎ兼業する不動産業に用いている新市街区の安物件の鍵等)を残していったため、ギルドの奥では多くの鍵が山のように保管されている。また景観美化のため店先には季節の花々が飾られており、贈り物として購入することもできる。
〈”導きの港”ハーヴェス王国〉を拠点とする冒険者ギルド《黄金の神と恋の射手亭》とは大陸規模の商会《ラスト・フォリオ》を運営母体とする姉妹ギルドの仲である。
『その冒険に緑の扉が開かれんことを』が合言葉。

■ノンプレイヤーキャラクター(NPC)

”緑の扉”ウィルラ・バード・ムゥロゥ(人間/女/???歳)

大陸規模の商会《ラスト・フォリオ》を営む「ムゥロゥ家」の現当主。
彼女の居場所や年齢、容姿等の情報は殆ど知られておらず、判明していることは人間の女性ということのみである。
流通・インフラ整備事業によって財を成した《ラスト・フォリオ》を冒険者支援事業に参入させたのは現当主のウィルラである。

”駆け出し”ククル・ククルル(人間/女/21歳)

〈”導きの港”ハーヴェス王国〉に存在する冒険者ギルド《黄金の神と恋の射手亭》の受付嬢。経験不足から少し抜けているが、温厚な性格をしており仕事ぶりも誠実さと熱意を感じられるためにギルドを利用する冒険者たちの信頼を得ている。
時折冒険者への対応にしどろもどろすることがあり、堂々としなければと常々思っているらしい。
姉妹ギルドの受付嬢であるソフィーを先輩として慕っており、時折都市や仕事に関する情報交換にかこつけて”女子会”を行う仲。

”好機観察”ソフィー・ルール(人間/女/23歳)

〈”迷宮王国”グランゼール〉に存在する冒険者ギルド《手入れのよいランプ亭》の受付嬢。抜け目ない性格をしており、どこか投機商人のようなところがある。報酬と状況次第によっては多少無茶な依頼でも冒険者に任せることがあり、信用はできるが信頼はできない人物といえる。
本人曰く『正当な働きには正当な報酬を』をモットーとしており、彼女のあらゆる言動において一貫した姿勢となっている。
姉妹ギルドの受付嬢であるククルから先輩として慕われており、本人も悪い気はしていない。時折ククルのガス抜きのために愚痴や悩みを聞くという”女子会”に付き合っている。

■世界設定

大陸規模の商会《ラスト・フォリオ》

流通・インフラ整備事業によって財を成した「ムゥロゥ家」により運営されている商会。
現在、代表は「ムゥロゥ家」現当主ウィルラ・バード・ムゥロゥとなっている。
ラクシア大陸の近年の状況もあり流通・インフラ整備事業は順調そのもの。数年前に冒険者支援事業への参入を突如決めた折には、参入の理由は代表の鶴の一声であるとの噂が一部事情通の間で囁かれた。
《ラスト・フォリオ》の資本を背景として運営される冒険者ギルドは、”緑の扉”といわれる緑色の入り口が特徴で、現在は〈”導きの港”ハーヴェス王国〉と〈”迷宮王国”グランゼール〉に一所ずつ存在する。両ギルド共に冒険者支援事業の試金石としての面が強く、歴史は浅いが、豊富な資金力と冒険者に対する手厚いサポートにより頭角を現しているギルドである。
その方面に詳しい者の予測では、今後より多くの都市で《ラスト・フォリオ》を運営母体とした冒険者ギルドが見られる日も遠くないのではないかとのこと。

この記事をSNSでシェアしたい!

2件のコメント

コメントしてみる