2022.01.01

あけましておめでとうございます。
今年も創作活動を無理なくガンバっていきますのでどうぞよろしくお願いします。

以下、雑文。
昨年大晦日十二時半頃、毎年恒例――というには大袈裟だが、今年も二年参りに行ってきた。二年参り。大晦日の深夜零時をまたがって参詣する事をいう。
ふと気になって調べたら、ウィキペディア先生がそうおっしゃった。

さて、昨年末は地元史上初の大雪だった。
道々は雪に隠され、あたりの木々は積雪の重みに耐えきれず折れたり倒れたりしている始末……道端の巨大な雪の塊が実は雪に埋もれた車だった――なんていうこともあった。
いやよく無事に帰ってこれた。新年早々地元で遭難は笑うに笑えない。
そんな必死な雪中行軍とはいえ、唯つらいばかりでもなかった。

不信心ともいわれるかもしれないが、私の二年参りは、神社を二社に寺を一寺と、合計三所を参る。恒例だから、賽銭に免じて神様仏様にも目を瞑ってもらう。
そのうちの一所、護国神社の光景が美しかった。
というのも、先に述べたように今年は雪が深く、参詣客もほとんどおらず、そんな社の雪吹き荒ぶ境内は厳かさ極め幻想の世界を思わせた。
道中必死の思いであったのも感動を深めた。
宗教的な感動というのはああいうものを指すのかもしれない等とさして信心深くもない私が思うほどだから、日本人が毎年末年始飽きもせず初詣するのも頷ける。

とまあ、寒さを紛らわすためにアレコレと書いているが、要するに、今回の初詣も良かった。満足した。
恒例、慣習というのは恙無く行われると愉快である。
それに、雪の冷たさを体で感じるのも、また楽しい。
これはまるで、犬みたいな感想だけれども。

この記事をSNSでシェアしたい!

コメントしてみる