日記:2026年1月31日

〇終日雪。依然降雪やまず。雪勢こそ弱まったものの水気の多い雪が街路を濡らしている。半端に溶けだした積雪は何だか汚らしいのだけれど、ちらちらと雪降る町の様子は鄙びていて、どこか美しくもある。
 これはわが町が城下町だからこその感想だろうか。
 思ったことがある。もし、私が都会に住んでいて、あたりがコンクリートのビルディングばかりで、道を見れば人と車の群れが行き交う忙しないところだったらと。
 もしそうだったら、鄙びた印象など、まず受けないだろう。カメラを片手に降る雪のなかを歩こうだとか、お城を囲う堀の凍った様を見たいだとか、寒いけれども御地蔵さまにお参りをしようだとか。そういうことは思わなかっただろう。
 つくづく私という人間にとっての故郷とは都であるらしい。

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