日記:2024年5月31日

〇曇のち雨。台風一号は低気圧に変わった。とはいえ空が晴れるわけでもなく、雨の止んだり降ったりを繰り返していたが、風勢の弱まるだけ幾分マシである。雨なら傘を差せばいいが、その傘が飛んでいくような風が吹けばもうどうしようもない。

〇伊吹亜門『刀と傘 明治京洛推理帖』読了。尾張藩公用人の鹿野師光という架空人物と、言わずと知れた江藤新平がバディを組み、文明開化まもない明治京都で起きる奇妙な事件の謎を解くミステリ仕立ての歴史小説。
 書評か何かで「山田風太郎を彷彿させる」と書かれていたが、なるほど山田風太郎のような外連味こそないものの、ただの謎解きに終始せず、物語を通じて歴史のなかに生きた人間を洞察している。

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