日記:2024年4月28日

〇晴れ。ゴールデンウィーク二日目は最高気温二七度を記録する夏のごとき暑さだった。暑さゆえか、この時期であれば日中活発になるはずの虫たちも夕日が沈む頃になって姿を見せていた。今でこれなら、今年の夏はどれほどの猛暑になるのか、いまから恐ろしい。

〇父方の祖父の家に行く。祖父は昔から私をかわいがってくれるので仲は悪くはないのだが、世界は自分中心に回っているという性格の人なので身内の中での評判が良くない。幼い時分はそういった周囲の祖父を見る目など気にも留めなかったのだが、成長するにつれ、私も祖父の悪しき部分や周囲の態度が理解できるようになり、今は少し苦手である。
「老人はあらゆるものに寛容であるが、若者はあらゆるものに不寛容である」という言葉を言ったのはバーナード・ショウだったか。私は祖父と相対するにつけ、この言葉を思い浮かべずにはいられない。
 しかし、祖父もまた、祖父に微妙な視線を向ける人々と相対するにつけ、この言葉に近い感想を抱いているだろう。

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