日記:2026年4月11日

〇晴れ。週課の散歩に城堀沿いを歩いた。なにせいつものルートだから、先週の花見に歩いたのと同じ道である。当然見える桜の木も同じなのだが、桜自体は最近の雨風でかなりが散っていた。
 葉桜が美しい。
 木の枝についた薄桃色の花を押しのけるように青々とした葉がついているのは力強く、生命力に富んだ光景である。花はなくとも木の葉のさやぐのは耳に心地好い。散った桜の花とて堀の水面に浮かんで花筏となっており、それもまた美しい。青々とした枝からひらひら落ちる薄桃の花弁が、ふとした拍子に手の中にすべり込むのは神秘的に思う。
 ともすれば、私は今くらいの桜が一番好ましく思えるのかもしれない。

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