〇晴れのち小雨。祖母の墓参へ行く。予定通りぼた餅を供えた。正月に餅を食うのが祖母の常であったから、これを以て瞑すべし。
墓参とはいえ、実はまだ先祖の墓に祖母の骨は納まっていない。来年の2月頃に納骨が行なわれ、それと同時に祖母の家も引払われるのだ。
幼いころより親しみ、様々の思い出のある祖母の家が、あと3カ月もすればなくなるというのは、奇妙な心地がする。まるで実感がない。
が、それは祖母が死んだときも同じであった。まるで実感はなく、ただ、いままで居たところから居なくなっただけだった。
祖母の家もそうなのだろう。
〇自己満足としての計画がある。といっても大袈裟なものではなく、ただ映像として祖母の家の間取りなんかを撮影しておこうと思っている。もういくらか片付けが済んでしまっているけれど、それどもいつか観たとき、そのときに私は祖母の家での事を思い出せるだろう。