〇晴れ。最近、読書をしていると思うのだが、私の物語の好みが少し変わったように思う。以前は「特別な人の物語」を好ましく思っていたのだけれど、今はそれに加え、「凡人の自己満足の物語」も好ましく思うようになった。
自己満足。たとえば継走選手の主人公が、自分の番でどれだけ頑張っても入賞できないのが明らかであるのに、それでもひとたび手にバトンが渡れば恥も外聞もなくがむしゃらに前進するような物語。
個の力ではどうにもならないものを前にし、その現実を受け入れ、それでも現実を自分が諦める理由にはしない強さ。そういう精神の輝きに触れることが今の私は好きらしい。