〇晴れ。右耳の耳輪脚(というらしい)部分に炎症が出来、その部分が痛むために眼鏡を掛けれずほとほと閉口する。同部位に小さな傷のあることから、おそらくその傷が原因の炎症と思われる。
早く腫れの治るように祈りつつ軟膏を塗った。
〇芦辺拓『明治殺人法廷』読了。
探偵小説としても、時代物としても面白かった。後書きにて山田風太郎の明治物に言及しており、読書中に感じた既視感の正体はこれかと手を打つ。
内容を書くのはネタバレになるから、普段はあまり触れないのだけれど、山田風太郎と聞けばやはり『山風ならこれをどう書くかな』と妄想せずにはいられない。
まず間違いなく、代言人の窮地の際の空白期間に「あの少女」は真犯人の手の者により凌辱の憂き目にあっただろう。その地獄の経験によって「少女」は「女」にさせられ、「女」は復讐の決意を宿して探偵をも利用する魔性と化し、最後は見事復讐を果たし、「少女」に還って死ぬ。
そんな結末を夢想したりもしたけれど、そこはやはり探偵小説。少女の運命が暗黒に堕するまえに察知し、見事救出をはたす。それが良い。
世の中に探偵はいろいろあるけれど、私は、彼らには弱者の英雄であってほしい。