日記:2024年10月4日

〇雨のち晴れ。予報通り、夕に雨は止んだ。

〇雨上がりの帰り道で猫を見た。正確には、仕事を終えて職場を出たとき、私の前を通り過ぎてゆく猫を見た。
 以前から職場の近辺で見かけている、どこかの飼い猫である。
 職場の玄関でひなたぼっこする姿や職場の倉庫に忍び込む姿を何度か目撃している。私が見つけると決まって逃げてゆくから、飼い猫とはいえ人懐こいわけではないらしい。
 ふと、人馴れしていないというよりは、私に馴れていないだけではないかと思った。もっと有り体に言えば、私が嫌われているのではないか。
 思い当たらない事がないわけではない。幼少の砌よりなぜか私は犬に好かれても猫には嫌われる星の下にある。理由は知らないが、数々の猫嫌われ体験がその証明となる。
 むろん、当の猫に私が何かした事は一度たりとてない。
 私はむしろ紳士的である。見かけても近寄ったりせず、遠目に「こんにちは」「元気かい」などと慎重な距離感で声を掛けるくらいである。もし仮に、その猫が手の届く距離まで近づいて来て目の前で毛玉のように丸くなったとしても、私は決して撫でようとはせず、飼い猫を飼い主の許しなく撫でるなど蛮行であると素知らぬふりをして己を律するであろう。
 とはいえ、猫はカワイイ。たとい嫌われていてもカワイイ。仕事帰りにいとかわゆいものを見れただけでも僥倖と言えよう。

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