日記:2025年1月19日

〇晴れ。祖母の一周忌が行なわれた。身内だけのささやかなものだが、気が置けない人たちと食し、語らい、故人を偲んだ。
 私は、こういった場で気の利いた事をできる人間ではない。
 とはいえ何もしないのも手持ち無沙汰なので、少し良い豆を挽き、食後の珈琲を淹れてふるまった。
 祖母も珈琲を飲む人だった。
 喫茶店にいっしょに行った時、うまそうに飲んでいたのを覚えている。そういえば、選んだ豆は酸味の強いもので、あるいは祖母には飲み慣れない味わいかもしれない。
 まあ、そこはふるまう側の好みと割り切り、このさい草葉の陰の祖母には新しい挑戦をしてもらった。
 珈琲は好評で、うまかった。

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