日記:2024年3月2日

〇風花。晴天に雪がひらひらと降るのをそう言うらしく、可憐で、美しい日本語だと思う。今日はそんな風花が終日舞っていた。

〇明日は祖母の四十九日である。厳密には死亡から四十九日目ではないが、親類たちのスケジュールの都合もあって、明日に法要が行われる。祖母の娘姉妹――つまり私の母とその妹が明日の準備のために祖母の家に行くので、私は男手として棚裏の掃除なんかを手伝った。
 夕、手伝いの褒美でもないが、トンカツを食う。巷にはバナナポークなる豚がいるらしく、なんでもこの豚、バナナだけ食って育てられたという。べつに肉からバナナの味がするというわけではないが、とにかく肉質が柔らかくてうまかった。

〇日ねもすの風花淋しからざるや ――高浜虚子

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