日記:2025年4月11日

〇晴れ。桜が散り始めた。今週末で今年の桜も見納めだろう。散った桜の花弁が路に落ち、踏み潰されてコンクリにこびりつく様ほど醜いものもない。もっとも、これは花弁全般に言えることだが。
 桜の季節に死を想う。桜は新生の象徴ではなく、生命の終わりを表すものである。

〇アオハルなもの

放課後の学校から聞こえてくる吹奏楽部の演奏。この音は私の学生時代から変わらず、拙くて、妙に切なくて、どんな音楽より面白い。
カーペンターズの「イエスタデイ・ワンス・モア」をBGMに校庭を走る学生たち。たぶん部活動だろうけど、選曲の理由は永遠の謎。
春風に乗って宙を舞う桜の花弁。散っているだけなのに、それはなぜか生命に満ちて見える。

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