〇晴れ。習慣というのは驚嘆すべきもので、昨晩疲れのあまり倒れるように寝たというのに午前六時には目が覚めた。週課の散歩の時間である。
小春日和というには時期が少々遅いだろうか。陽射しは暖かく、通りには私と同じく散歩と思われる人々の往来があり、御堀縁に植えられた桜の木には小さな蕾が幾つもついていた。まこと平穏な朝であった。
〇むろん温暖といっても冬である。ジャケットを羽織ったうえでの暖かさだから、気温の数値的な印象は寒となるかもしれない。
が、今日という日の印象は「小春日和」から受ける印象に相違ない。