日記:2026年9月6日

〇雨。昨日は「小雨」と書いたが、依然同じ様な雨が降っている。ではなぜ今日は小雨ではないのかというと、実はその区別にさしたる意味はない。ただ昨日は週課の散歩に出、これは小雨だと思った。が、今日の私は一歩も外出をしておらず、部屋の中から湿気った空気と窓越しの微かな雨音を聞いただけである。
 違いといえば、これだけのこと。現象としての雨は全き同じでなくとも、その雨勢はほとんど同一であるから、ここでの差とは私の感じ方だけなのである。雨と小雨。しかも、この区別ですら、昨日と今日の関係以外に一貫性がないのだから、このように、なべて人の日記というのはその客観性においてアテにならない。

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