〇晴れ。季節は徐々に初夏へ向かいつつある。今日は昨日の涼しげな風はどこかへ行き、妙に蒸し暑かった。部屋でじっとしていると汗ばほどと述べればよいか。これからは、こういう日が増えるだろう。
季節といえば、桜はすっかり散ってしまった。週明けはまだ木々に薄桃色の花弁が付いていたように思うが、今日ふと見れば青々とした葉が茂っていた。地に落ちてどろどろとした桜の花の名残も、いつのまにやら──おそらくこの間の大雨のため──きれいに流されて消えていた。
こうしてみると、外景の春というのも儚いものである。永すぎた春はどこにもない。