〇晴れ。仕事の空き時間に事務所の窓掃除をした。水拭き、クリーナー塗布、ワイパーを使い水気を落とす。手ぬぐいで全体をまんべんなく拭い仕上げである。この一連の作業の良いところは、うまくやればガラスがあると思えないほど透明に仕上がる事である。
目に見える成果ほど心地好いものもない。これは掃除全般にもいえる。
〇陸秋槎『元年春之祭』読了。面白かった。
青春の内にある少女たちの友情と、殺人悲劇。ある意味現代的な題材ともいえるこれらを前漢時代の中国を舞台に繰り広げる興趣。作者の著作は『喪服の似合う少女』から二冊目だが、本作も愉快な読書体験となった。
〇「少女」が主人公の物語はどうして魅力的なのだろうか。
オタク文化的美少女信仰が私の認知に刷り込まれているから――たしかにありうる。私の場合は『不思議の国のアリス』が好きなのもある。
少女小説の結末には残酷が潜んでいるからかもしれない。それは夢を注ぐ器で、同時に怜悧な現実を映す鏡でもあり、うつくしい物語である。
童謡にもうたわれるように、「砂糖にスパイス、素敵なものすべて」で出来ている。