日記:2025年2月20日

〇雪。依然巷に雪が降る。
 窓の外に降る雪を見ていたら、ふと夏の陽射しを幻視した。それと同時に湧きあがるのはビーチへの欲求である。
 が、よく考えてみればおかしい。
 私はカナヅチである。海など金をもらっても行きたくない性質だ。
 なのにヤシの木の葉のさざめきや夏の陽射しやサザンオールスターズなんかを妄想するのは、よほど寒さが堪えたためであろう。

〇それにしても解像度の低い妄想だった。今どきの夏の陽射しなど殺人的で、とてもじゃないがバカンス目的に浴びるものではない。あり得る妄想としては避暑地の――仮令、軽井沢や湘南くんだりに行って早朝の緑のなかを散歩でもするのは、悪くないかもしれない。

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