日記:2025年2月7日

〇晴れのち雪。今日は朝から冷たくて強い風が吹いていました。風は冷たかったけれど、明るい陽は射して青空ものぞいておりました。
 だから私は、テレビで降雪情報を見、私の住む所にも雪の降るという予報を知りつつも、本当の事かしらん、と晴れた空を暢気に仰ぎました。
 雪が降り始めたのは夕のことでした。いちど正午に白い雪が舞いましたが、それはほんの数分のことでしたから、確かに「降った」と言えるのは夕です。
 その時、私は仕事を終えて帰途にいました。――厳しい寒さだけれど結局降らなかった、と、そんなことを考えていました。
 ふと何か白いものが視界にちらつきました。初めは車のヘッドライトの光かと思いましたが、その考えはすぐ改めることになりました。
 向こうからやってくる車のヘッドライトはさながらサーチライトのようでした。そして、その光の中には、たしかに粉雪が舞っていました。
 感覚というのはふしぎなもので、いちど雪を認知した途端、私は頬に当たる雪片の冷たさに身震いしました。
 ふるえながら家に帰り、それから暖房の効いた部屋でこの日記を書いています。あれから雪と風は勢いを増すばかり。窓枠を乱暴に叩く音は否が応でも聞く者を不安な気持にさせます。
 天気予報によれば、この天気は明日明後日と週末にかけて続くようです。
 ――今週末は家に籠ろう。
 未だ金曜日ですが、私はそう決めました。

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