日記:2024年4月6日

〇晴れ。早朝城周りを散歩する。桜はまだ満開とはいかず七分咲きだったが、晴れた春の朝の光に照らされてかがやく桜の花は美しかった。もし私が無邪気な少女であれば『時は春、日は朝、朝は七時、……』と、ブラウニングの詩の一つでも口遊んで劇的になるのだが、生憎そんな健気さは持ち合わせていない。
 桜を少し見、満足して家に帰り春眠に耽った。

〇夕、チェキカメラを片手に夜桜見物に出た。朝はいつも土曜日にする散歩のついでだったが、これは花見のための花見である。この時期はいつもそうなのだが、とにかく観光客が多い。七分咲きという半端といえば半端な桜を見るためによくぞここまで人が集まったという賑わいである。大方の予想どおり、花見だか人見だか分からない。
 帰りにカツカレーを食った。フランチャイズではなくカレー屋のこだわったカレーということだったが、残念ながらうまいことしか分からなかった。

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