日記:2024年3月30日

〇晴れ。朝起きて散歩に出た。
 青空からの陽射しが暖かく、御濠沿いの桜木は未だ淡紅紫色の蕾が多いけれど、処々に薄桃の花の気配があった。早朝なのに往来を行く車や人々を見、うららかな春の活気を感じた。
 家に帰ると窓から射し込んだ日光が我家の床に暖かな陽溜まりを作っていた。窓の外には先ほどまで歩いていた町の風景があり、道々を行く車たちは陽光を反射しキラキラ輝いていた。

 春の季語に「風光る」というのがある。
 暁台という人の詠んだ俳句で

  日の春のちまたは風の光り哉

 と、春の日に賑わう町の様子を活写したものがあるけれど、まさしく今日は“風光る”春の朝だった。桜の花が咲く頃にはもっと町は賑わいを見せるだろう。そして、その日は遠くない。

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