〇大雨。朝から夕まで止まず降り続け、止んだと思えば今度は大風が吹いた。雨雲が風勢に負けて蹴散らされただけで、雨降って地固まるどころか一難去ってまた一難、むしろ悪天度が増す結果となった。しかし、悪天といえども悪いばかりではない。光ある処に闇あり、またその逆も然りである。大雨は季節柄猛威を振るう花粉を地に落とす。花粉症患者のみならずその恩恵は計り知れない。
〇ふと昨日の猫のことを思い出した。風神雷神が酒盛りでもしてそうなかまびすしい天気であったが、今日はあの野良を見なかった。むろん私の事務所の軒ばかりにいるわけではないだろうが、どこぞの軒を勝手に拝借して難を凌いでいるのだろうか。
〇森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』を読む。