〇曇雨天。以前、「Audible」というオーディオブックサービスにサブスクしたと書いた。文字の本を読みつつ、こちらも時折利用しているのだが、予想通り一人称の小説との相性がいい。主観で物語の進む小説であるから当然と言えば当然なのだが、そこにプロの朗読が合わさると文字を読むのとは違った楽しみがある。
一人称小説ならずとも、世の中には朗読したほうが楽しめる物語というものがある。たとえば童話や民話などの語り聞かせることを目的とする物語はそうであるし、作家性という意味でいうなら――これは私だけかもしれないが――泉鏡花や樋口一葉の文章なんかも声に出して読んだほうが頭に入る。
〇風呂上り、ふと思い立って新しいバスタオルを下した。まずその綿あめのごときふわふわ具合に驚き、次に吸水能力の高さに驚く。今まで使っていたバスタオルと同じ製品だから、思ったよりも古い方はヘタッていたらしい。